チューリップの生育サイクル
チューリップとの付き合いは一年中です。
多くの花は種を植えてから花が咲くまでの短い期間の付き合いになりますが、
チューリップは一年を通して世話を楽しむことができます。
チューリップの生育サイクル【10月~12月】
平均的な日本の気候であれば
10月~11月の気温が下がってくる時期に植え付けを行います。
チューリップの球根が根を伸ばすには低温であることが条件です。
冬の間は土の表面での変化はありませんが、
秋ごろに植えた球根を12月に覗いてみると、
土の中でしっかりと根を張っている様子が見られます。
なので、秋に植えた後も根の成長のため、
まめに水を与えてあげなければなりません。
チューリップの生育サイクル【1月~3月】
日本でも暖かい地域なら1月~2月ごろには地表に葉が顔を出し始めます。
チューリップは植え付けを行ってから
地表に葉が出てくるまでに時間がかかりますが、
その間も常に水を与えることで地面の中でゆっくりと成長しています。
そして3月後半の気温の上昇とともに葉もぐんぐんと成長し、
4月の開花に向けて蕾を付けた茎も伸びてきます。
チューリップの生育サイクル【4月】
この時期になると昨年の秋に植えたチューリップが一斉に花を咲かせます。
チューリップの開花時期はあまり長いとは言えません。
日本の気候であれば約10日、
環境が良ければ20日程咲かせることができます。
ちなみに、チューリップもおしべとめしべを受粉させることで
他の花と同様に種を作ることができます。
ですが、チューリップは種を蒔いてから花を咲かせるまでに
4年程かかってしまいます。
球根からではなく種からチューリップの花を咲かせるのは
ちょっと玄人向きかもしれませんね。
チューリップの生育サイクル【5月~6月】
4月に咲いた花が散ると、今度は地面の中の球根が成長を始めます。
5月は太陽の光も増え気温も高くないので、
チューリップが栄養を蓄えるのに丁度良い時期なのです。
花の散った後も大きな葉でたくさん太陽の光を浴びて光合成をおこないます。
チューリップは高温に弱く、気温が23℃を超えると枯れてしまうそうです。
気温が高くなると葉も緑から黄色に変わり、光合成をおこなえなくなってしまいます。
なので、葉の色が緑色のうちにたくさん日の光に当ててあげましょう。
そうすれば、葉が枯れてしまっても
地面の中では来年用の球根がしっかりとできています。
この時期に球根は、大きなものが一つ(主球)と
小さなものが2、3個(子球)作られています。
次の植え付けのためにこれらの球根を掘り起こします。
6月からは梅雨入りしますが、球根が湿っていると腐ってしまいますので、
しっかりと乾燥させる必要があります。
チューリップの生育サイクル【7月~9月】
多くの花は冬の寒い時期にお休みしますが、
チューリップは反対に夏の暑い時期にお休みします。
といっても、実はこの時期にも球根の中でチューリップは成長を続けているのです。
20℃前後の涼しい日陰でしっかりと乾燥させて保管させていると、
球根の中で花の芽が生まれます。
来年の4月に咲く為の花の芽がこのころに作られていたのですね。
夏の暑い時期が終わり秋がくると再び植え付けの時期になります。
それまで腐りや病気に気をつけてあげながら、
大切に保管してあげてください。
こうして見ると、チューリップは一年中目が離せない植物ですね。
ですがチューリップ好きの私ににとっては一年を通して
付き合うことのできるのはとても有難いことです。
みなさんにも是非チューリップと共に歩む一年を過ごして頂きたいと思います。
