チューリップの語源と原生地について

チューリップの語源と原生地について解説いたします。

チューリップの語源とは

チューリップの学名は「Tulipa gesneriana」です。
gesneriana(ゲスネリアーナ)は命名者ゲスネスさんの名前で、
Tulipa(ツゥリッパ)はトルコ語でターバンを意味しています。

確かに花の形がターバンに見えなくもないですね。

チューリップの花がターバンと名付けられたのには実はこんなお話があります。

16世紀後半、ブスベックという
オーストリアのトルコ駐在大使がトルコ人に花の名前を尋ねました。

トルコ人はブスベックからのこの質問を勘違いして、
花の形が何に似ているかを聞かれていると思いました。

そしてトルコ人は「ターバン」と答え、ブスベックは花の名前が
「ターバン(ツゥリッパ)」だと思ったのです。

その後、ブスベックによりヨーロッパでチューリップという名前で紹介され、
世界中に広がっていきました。

ちなみに、ブスベックの質問にトルコ人が間違えて答えていなければ、
チューリップは「ラーレ」という名前で伝わっていたはずです。

当時のトルコではチューリップは「ラーレ」と呼ばれていたからです。



チューリップの原産地

チューリップの原産地とは
スペイン、北アフリカ、イタリア、トルコアフガニスタン、イラン、中国、
西シベリア等の北緯40度一帯です。

とても広い範囲が原産地となっていますが、一番最初に登場したのは、
野生種の最も多い中央アジアではないかと推測されています。

北緯40度一帯の多くは地中海性気候です。
夏は涼しく湿度も低い、冬は雨が多く湿った空気の地域です。
現在のチューリップがこのような気候を好むのも野生の頃の名残りでしょうね。

実は野生種のチューリップは
皆さんが目にするチューリップとは随分と形が異なります。
現在よく目にするものは実は品種改良を施されたものなのです。

では品種改良後のチューリップはいつから登場したのでしょうか。

実はこれについてはまだ謎のままなのです。

トルコの古い記録にチューリップが登場しますが、
そこではすでに品種改良が加えられたものが記されていました。
誰がいつ何の為に野生種に品種改良を加えて
今の形にしたのかは謎に包まれているのです。